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散歩ー辺野古・大浦湾の地層ー嘉陽層(2)



知らせ

「米軍普天間飛行場の移設問題に係る訪米報告会」

日時:2月27日(月)午後6時30分~
場所:名護市民会館大ホール
主催:名護市

報告:稲嶺進名護市長/玉城デニー衆議院議員

参加無料

 高江慰労会
  29日(水) 昼食会


辺野古・大浦湾の地層ー嘉陽層(2)

沖縄本島の地層
 小さな島ですが、地層は変化に富んでいます。嘉手納弾薬庫以北を国頭マージ、南は石灰岩土壌の島尻マージ泥岩土壌ジャーガルと言います。植物形態も違ってきます。椎の木、イジュの木は南には生えません。
 国頭マージと言われる地層も、砂岩を主とする嘉陽層、千枚岩と言われる名護層などが複雑に褶曲し、本部層と言われる堆積岩(チャート約2億年)が伊江城、本部半島などに見られます。
 特に、嘉陽層は名護東海岸に典型的に見られ名護市の天然記念物となってます。

底仁屋の褶曲
 底仁屋にある嘉陽層の褶曲(しゅうきょく)は、東海岸の東端近くに位置する嘉陽から底仁屋にぬける県道70号線の旧道にみられます。その旧道の削り取られた崖に、大きく褶曲した地層が現れています。褶曲というのは、地層が曲がりくねった状態をいいますが、底仁屋の褶曲のように、曲がりくねり、さらにおりたたまれ横倒しになっている褶曲を横臥褶曲(おうがしゅうきょく) といって、大変珍しいものです。
 嘉陽層という地層は、沖縄島中部以北の東側に分布しています。砂岩・泥岩・層内礫岩および礫岩をともない、それらが交互に重なっている地層のことで、新生代第三紀(ほぼ 6,500万年~ 2,500万年前までの 4,000万年間)に 3,500~ 5,500mの深い海に堆積したものです。
 現在は、県内の各高校の地学実習の場として利用されています。

 瀬嵩海岸の嘉陽層
 瀬嵩の海岸の嘉陽から基地建設、埋め立て地を見てみました。
 岩の右の森に辺野古弾薬庫(嘉陽層の陸断層)を形成。
 岩、左が埋め立て(飛行場計画)で、海底に嘉陽層の台地と断崖を形成しています。
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 典型的な嘉陽層の褶曲が見られます。

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 砂岩、泥岩、礫岩が重なって、横、縦に亀裂が見られます。
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 この岩は縦に亀裂が走っています。
 その他、複雑な模様は子どもの学習にこと欠きません。化石も見つかるかもしれません。
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 断層の崩落と貴重なサンゴ
 嘉陽層は東西にいくつもの断層になって国頭の山を形成しています。大浦湾、辺野古岬は嘉陽層の断層が肉眼で見ることのできる典型的な場所と言われます。陸と海に2重の断層が発達しています。
 断層に沿って西から(二見)から長島に向けて大川などの水系が合流し外洋に古大川が流れ、長島沖で60Mの深さ、そして、海底に広大な泥の海底をなしています。20M付近の淵にユビエダサンゴ、瀬嵩側に塊状ハマサンゴ群落、大川などの河口付近がラムサール条約登録候補となっています。

 辺野古弾薬庫付近の断層に崩落がいくつも見られます。森の上は辺野古弾薬庫。
評価書埋め立て知事意見の3月に出されます。
 護岸についての意見書書くための地質の学習です。海の中見えませんから陸地から考察します。
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 辺野古漁港の嘉陽層
 漁港周辺にも嘉陽層、観られます。漁港前のニライカナイの神の住む島(岩)です。砂岩と石灰岩が入り組んでいます。
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 砂岩の重なりが見え、独特の神秘の岩を形成しています。キャンプシュワブが見えます。
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 砂岩の断層
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 礫石が混ざっています。


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野田ー仲井真会食
 琉球新報電子版
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-187960-storytopic-53.html

野田・仲井真会談

 琉球新報電子版
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-187967-storytopic-53.html
 沖縄タイムス電子版
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2012-02-27_30345/

「辺野古にNOダ
  時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120227-00000043-jij-soci

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プロフィール

teruo024

Author:teruo024
大西照雄
 1943年 沖縄県国頭村に生まれる
  少年期「草刈照雄」馬を飼育、炭焼き少年
 1955年9月
  由美子ちゃん事件「唇はきりりとしまっていた」知花芳子先生
 辺土名高校入学
  1958年 宮森小学校ゼット墜落事件にショック
  1960年 2年アイゼンハワー抗議デモに参加
      「みんなで大学合格勉強始める」
  1962年 琉大法政学科入る
  1967年 宮古高校赴任
  204年3月末日定年退職
教師としての活動
  沖縄県歴史教育者協議会(採用以来)
   実践報告少なくない
  沖縄平和ネットワーク(ガイドの会)
破られない記録
  沖縄県高等学校教職員組合執行委員連続落選(8期)
  野外学習、嘉数台地、沖縄愛楽園
  沖縄県教育庁呼び出し「指導」、履歴は白

 沖縄県教育教育弘斉会教育論文
  最高賞受賞
 同日本教育弘斎会教育賞(参加賞?)

著書共著
 「平和のための沖縄ガイドブック」(初版)95年
 「憲法。沖縄・安保」立命大学土曜講座ブックレット1-96年
 「語り継ぐ戦中・戦後」05年
  その他
 主著
 「学園に愛とロマンもとめて」93年
 「沖縄の太陽物語」95年
 「沖縄を教えて、語り続けて」97年
 「啄木と沖縄」2002年
 「愚直ー辺野古は問うー沖縄非暴力の心」
 「腰掛一つで刻む38年」(未完)
活動
 名護平和委員会会長
 奥間川ダム反対有志の会、
 やんばるの戦争遺跡ガイド
 ヘリ基地反対協代表委員(1999年~)
   「海の司令官」(総責任者)
 平和丸基金、ジュゴン1号、平和丸船長
 ジュゴン保護基金(ジュゴン裁判原告)
  評価「海でも陸でも、夜も昼も寝ている」
21世紀の地球観
 「平和の文化」築き
  生物多様性の地球の保育
 沖縄生物多様性運営委員
 趣味
魚釣り・パチンコ、野菜つくり、闘いの日常記録撮影
 辺野古の闘い
 「生永らえることでは太く生きること」
 好きな碑文
  「復帰闘争碑」碑文
   真教寺「新しき明日・・・」啄木 

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