阿波根昌鴻「非理法権天」の思想と 非道に対する理性の力-伊江島は沖縄の縮図・抵抗権の源泉(2) 伊江島の土地闘争のなかに、現在の辺野古・高江の座込み・非暴力の闘争の源流があると説き、正当な権利と検証してきた。 土地を奪われ、家や畑を焼かれ、爆弾・模擬爆弾の降る島、軍事裁判にさらされた中かで、米軍の非道に理性的「陳情規定」で、非暴力を確立、闘いの中で積極的非暴力を豊かにし、沖縄の抵抗の発火点になった。 阿波根昌鴻は、日米政府政策と人民の関係を「非理法権天」と規定し、「5本の指」の団結を示した。 次の歌は、伊江真謝の団結道場のトイレに書かれている琉歌で、陳情口説の野里竹松翁の作と言われています。 The flowers in the United Stat アメリカぬ花ん The flowers on the Majabarru 真謝原ぬ花ん Blow depending on the same soil 土瀬て咲ちゆる How pure they are in both 花ぬ清らさ 小さな島伊江島ですが大陸的な田園が広がりる。米兵が銃剣を持ち突き付ける。翁は米兵に、足元に咲く花(マーナの花―伊江島にしか育たない野生の菜の花)を指して、陳情規定「人道・道徳」「軍人に優った・・教え導く」実践を説いていると同時に「軍を恐れない」理性的で人間性を歌い上げています。 理性とは自然の声であり、自然法の支配、 理性的抵抗は自然法が支配する世界、人間尊厳の思想で有り、翁の歌と行動には近代思想の歴史と歩みが刻まれている。 それは、哲学的学問のとして理論ではないかもしれないが、琉球サンシンの音色だ。