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池澤夏樹「沖縄ー根拠なき負担」(朝日コラム)-全国必読たり得るか?


コラム「沖縄 根拠なき負担」
  「全国必読」に値しないー弊害は少なくない
 
渡瀬夏彦氏がfacebookおよびブログ「沖縄チムワサワサー」で作家の池澤夏樹氏の朝日コラム2月5日文化欄「沖縄ー根拠なき負担」を全国必読と言う。

 私は新聞読むとき、まず「結語」から読む。どの評論家もそうであるように歴史と事実否定できない。
誰でも書かざるを得ないことです。
 問題は、沖縄の闘の明日への見解、妄想、笑えるものではありません。現場の実践者としては怒りが湧いてきます。この程度の日本観がどうして必読でしょうか。
 池澤氏の結語には文学者としても初歩的誤りに満ちたものでウチナーチューからfacebookでも違和感が出ている。

池澤氏結語
■沖縄、根拠なき負担


根源的な差別の先には・・
 二〇〇四年八月の沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事件で米軍はまこと横暴にふるまったが、幸いこの事故では住民への被害はなかった。今もしオスプレイが墜(お)ちて、もし一九五九年の宮森小学校米軍機墜落事件のようにたくさん死者が出たら(小学生十一人、一般住民六人)、抗議する沖縄人は基地になだれ込むだろう。米兵は彼らを撃つかもしれない。
 小説家が大げさなことを言っていると笑ってほしい。しかしこの恐ろしい妄想には現実的な土台があるのだ。
朝日新聞・2013年2月5日・文化面(第3面)より

 何が問題か
 そもそも、「沖縄人」と言う国際的用語はあるか。

1、 アメリカ人、日本人と言うとき、独立した国家の人民を言う。沖縄は日本の他者なのか。そして、池澤氏は「彼ら」と言う。日本人ではない他者に過ぎない。国内の少数民族などには『人』と言わず『族』と言う。たとえば、沖縄ではアメリカの信託統治下のグワムを「グワムの人々」と使い、先住民族をチャモロ族とかチャモロの人々と言う。

 一般にヤマト(好きではないがここで使う)知識人が沖縄の闘いが高揚するとき「沖縄独立」論が増えてくる論理と同じで、外の世界の問題となる。現代の国際国家で「族」が「人」になるには、それぞれの民衆の歴史の積み上げによる。

 池澤氏は、出版・言論界の『主権者」達ですから、国民は「そうだ」になる。私の娘が県外の有閑マダム達の高級医療機関に勤めていて、戸惑うのは、池澤氏などの論理で、苦笑いして、いなす以外にないという。
 帰省のおり、娘が涙こらえて初めて父に打ち明けたこと、悔しさでもあった。

2、池澤氏は沖縄非暴力と沖縄民主主義・人権隔離の歴史と現実を「笑って」すますのか。
 「抗議する沖縄人は基地になだれ込み・・「撃たれる」とはいかなる感覚だ。
 沖縄は日本国憲法制定に参加をはく奪されて「文字に書かれない日本国憲法を心と体に刻んだ歴史」である。
 7月1日、私は高江5周年発言で、沖縄の積極的非暴力は「基地のゲート封鎖し、基地内での闘いになる可能性を秘めている」と予測するとともに、その選択は「民衆が信じ合い、自らの力を確かめ、決意を新たに」(祖国復帰闘争碑文)の沖縄復帰闘争を担った先人たちの戒めを刻むことだと結んだ。

 日本人に求められいる現実ではないか。「彼ら」の問題ではない、日本の民主主義の問題である。
沖縄の心を「チムグクル」と言う。沖縄には可哀そうと言う言葉はない。チムは肝、グクルは心、あなたの痛みは私の痛み、痛みを共に取り除こう。この心を沖縄は全国に求めているのである。

 3、「現実的土台」と何か。
沖縄県議会、市町村首長がゲート前行動執ったことが「なだれ」「撃たれる」と言う妄想を描くのか。沖縄流に言えば「ユーシッタイ」(自業自得)の恐ろしい事態を自ら引き起こすといいたいのか。意味不明だ。
 いくら、小説家とはとは言え、国民に現実問題の誤解を生みだす記述ではないか。

 昨日もこのような問題を「宝の海」で書かざる得なかった。

 (高江5周年、ネット開けば、私の沖縄非暴力の歴史、動画で聞けます)

私は沖縄差別論、構造的差別論に立つものではないが、あえて言うなら、 池澤氏の言う「差別」論は、いわば「新差別」論となり、癌の転移、癌の増幅に似たようなものだ。

 元官僚のように「沖縄テロ」論に符合するように「なだれこみ」「撃たれる」妄想論が進歩的知識人から出されるところに、日本の民主主義の深刻さがある。まさに、「深刻」である。
 
右翼が沖縄の民主主義的「直訴」に「日本から出ていけ」の論理と表裏一体である。
 池澤氏の朝日「コラム」全文は下記のブログ参照。
http://watanatsu.ti-da.net/e4338413.html
 下記の問題について
 メモしたかったが・・・
中国船が海自艦船に射撃レーダー照射 尖閣沖
全国 2013年2月5日 19時05分
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2013-02-05_44924

今日のfacebook

http://www.facebook.com/yukiko.okamoto.104/posts/391098214320223#!/truo.oonishi
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池澤夏樹氏の寄稿について

沖縄タイムスに「日本への告発状」という連載記事が掲載されています。いい記事もあるが、いただけない記事もあります。
2月6日の記事では、宜野湾のあるグループのことを取り上げています(あえて名前は伏せます)。読んでみて、あのグループのことを「あまりに持ち上げすぎではないか」と電話。

記事には、先日の安倍総理来沖の際、嘉数の高台での抗議行動で、リーダー格の女性(新聞の投稿でもよく見るし、様々な集会でも顔を見る)が放った言葉が紹介されている。

「ヤマトゥンチュは安保条約をなくすまでの間、沖縄に押し付けてきた基地を本土に引き取るべきだ」

彼女の発言の背景には、高校生当時に抱いた、県民が望まない復帰のあり方→県民の願いを踏みにじった日本政府への思いがある、というのはわかりますが、だからと言って、
 「ヤマトゥンチュは安保条約をなくすまでの間、沖縄に押し付けてきた 基地を本土に引き取るべきだ」
はないだろう、と率直に思ったからでした。
運動側にも、彼女らを持ち上げる人々はいます。先日の県庁前での安倍来県抗議集会でも、彼女らを持ち上げつつ、実力行使を示唆するスピーチがありました。でも、あの場で発言すべきではないだろうという思いでした。

 また、一昨年の6月「慰霊の日」。魂魄の塔前での国際反戦集会でマイクを握り「沖縄は日本に差別されています。それを認めて『やめて』と言える私たち沖縄人は、もう自立しているんです」(後半のくだり意味不明)「ヤマトゥンチュの皆さん、基地を本土に引き取って自分の地元で反対運動をしてください」との発言も記事には紹介されています。国際反戦集会の場での出来事は、県平和委員会の女性メンバーから聞きました。女史も、上記発言にはワジワジーしたそうです。というのは、罵声にも近い言葉を浴びせられたなかに、平和学習に沖縄を訪れた仲間の「ヤマトンチュ」(私も好きではありません、この言葉)もいたからです。沖縄を訪ねてこられたその人たち(本土でも、沖縄の問題を積極的にとりあげ運動の輪を広げている)に対して、失礼じゃないかとその場で抗議したそうです。私も話しを聞いて「そうだよね」と共感。

それから、昨年11月那覇市で開催された女性抗議集会でも、宜野湾市の女性リーダーが登壇して発言したことを記事でとりあげている。

「日本人1人1人が自立してください。沖縄に依存しないで」

と基地負担引き受け論を展開したそうですが、参加した平和委員会の女史は、あの発言で、集会の雰囲気ぶち壊しだったと憤っていました。

ブログの結語に、右翼が沖縄の民主主義的「直訴」に「日本から出ていけ」の論理と表裏一体である。
とありますが、宜野湾のグループの論理も同じだと思います。

結局、本来の敵を見失い、運動を分断する論理にほかならない。

憤りを感じたので、タイムスには意義申し立てした次第。

*FBで取り上げていただいても結構です*
プロフィール

teruo024

Author:teruo024
大西照雄
 1943年 沖縄県国頭村に生まれる
  少年期「草刈照雄」馬を飼育、炭焼き少年
 1955年9月
  由美子ちゃん事件「唇はきりりとしまっていた」知花芳子先生
 辺土名高校入学
  1958年 宮森小学校ゼット墜落事件にショック
  1960年 2年アイゼンハワー抗議デモに参加
      「みんなで大学合格勉強始める」
  1962年 琉大法政学科入る
  1967年 宮古高校赴任
  204年3月末日定年退職
教師としての活動
  沖縄県歴史教育者協議会(採用以来)
   実践報告少なくない
  沖縄平和ネットワーク(ガイドの会)
破られない記録
  沖縄県高等学校教職員組合執行委員連続落選(8期)
  野外学習、嘉数台地、沖縄愛楽園
  沖縄県教育庁呼び出し「指導」、履歴は白

 沖縄県教育教育弘斉会教育論文
  最高賞受賞
 同日本教育弘斎会教育賞(参加賞?)

著書共著
 「平和のための沖縄ガイドブック」(初版)95年
 「憲法。沖縄・安保」立命大学土曜講座ブックレット1-96年
 「語り継ぐ戦中・戦後」05年
  その他
 主著
 「学園に愛とロマンもとめて」93年
 「沖縄の太陽物語」95年
 「沖縄を教えて、語り続けて」97年
 「啄木と沖縄」2002年
 「愚直ー辺野古は問うー沖縄非暴力の心」
 「腰掛一つで刻む38年」(未完)
活動
 名護平和委員会会長
 奥間川ダム反対有志の会、
 やんばるの戦争遺跡ガイド
 ヘリ基地反対協代表委員(1999年~)
   「海の司令官」(総責任者)
 平和丸基金、ジュゴン1号、平和丸船長
 ジュゴン保護基金(ジュゴン裁判原告)
  評価「海でも陸でも、夜も昼も寝ている」
21世紀の地球観
 「平和の文化」築き
  生物多様性の地球の保育
 沖縄生物多様性運営委員
 趣味
魚釣り・パチンコ、野菜つくり、闘いの日常記録撮影
 辺野古の闘い
 「生永らえることでは太く生きること」
 好きな碑文
  「復帰闘争碑」碑文
   真教寺「新しき明日・・・」啄木 

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